東京国立博物館


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東京国立博物館(とうきょうこくりつはくぶつかん)  

独立行政法人国立文化財機構が運営する博物館

  • 明治5年(1872年)創設された、日本最古の博物館。
  • 帝国博物館、帝室博物館を経て戦後国立博物館となった。

創設  

  1. 明治5年(1872年)創設
    ・元は、明治4年(1871年)10月に湯島旧聖堂大成殿を博物局展観場とし、同五年3月に博覧会を開いたのに始まる。
    ・その後、明治6年(1873年)5月~10月末まで開催された「ウィーン万国博覧会」に向けて、内山下町に設置した「内務省博覧会事務局」に合併される。

    明治四年九月文部省内ニ博物局ヲ置キ田中芳男ヲ以テ博物局掛トス尋テ大成殿ヲ以テ博物局観覧場トシ物産局ノ物品悉ク博物局ニ転移ス嚮ニ大学南校ノ所管トナセン九段坂上ノ薬園ヲ東京府ニ還付シ更ニ小石川薬園ヲ以テ博物局ノ所管トス

    博物館ハ明治六年山下門内旧薩摩藩装束屋敷ト外一邸ノ旧家屋ニ営作ヲ加ヘ墺国博覧会ニ出品ノ為メ蒐集セシ物品ノ残余ヲ之ニ陳列シテ衆庶ノ縦覧ヲ許セシヲ以テ創始トス

    明治五年二月廿二日局ヲ日比谷門内ニ設ク(元名東長浜両県ノ出張所ナリ)

    明治五年七月三十日局ヲ山下門内ニ移ス(旧佐土原及中津邸ナリ)

  2. 明治15年(1882年)上野移転。コンドル設計旧本館。開館式は明治15年(1882年)3月20日。

    内務卿大久保利通、博物館を寛永寺本坊跡に築造せん事を太政官に上申。裁可

  3. 明治14年(1881年)4月7日農商務省移管。
    同日付で農商務省が設置され、博物局及び博物館は所管を内務省より農商務省へと移管した。
  4. 明治19年(1886年)3月24日、宮内省へ移管、明治21年(1888年)宮内省図書寮へ移管
  5. 明治22年(1889年)「帝国博物館」と改称。帝国博物館総長は九鬼隆一

    今般図書寮附属博物館ヲ廃シ更ニ帝国博物館帝国京都博物館帝国奈良博物館ヲ設置セラレ候ニ付右管制以下左ノ通御定メ相成度至急仰允裁候也

  6. 明治33年(1900年)「東京帝室博物館」と改称

    宮内省達甲第三号
     帝国博物館、帝国京都博物館、帝国奈良博物館ヲ、東京帝室博物館、京都帝室博物館、奈良帝室博物館ト改称シ帝室博物館管制ヲ定ムルコト左ノ如シ
      但シ施行ノ期ハ本年七月一日トス
       明治三十三年六月廿六日
      奉勅    宮内大臣 子爵田中光顕

  7. 大正13年(1924年)上野公園、京都帝室博物館を下賜

      御沙汰
    今般 皇太子殿下御慶事ニ付思召ヲ以テ左ノ通下賜ノ御沙汰アリタリ
    四、東京市及京都市へ下賜
    (一)旧芝離宮御料地 東京市へ
    (ニ)南葛飾御料地 同上
    (三)上野公園 同上
    (四)京都帝室博物館 京都市へ

  8. 大正12年(1923年)9月一日関東大震災
    ※一時的に奉献美術館 表慶館で展示
  9. 昭和12年(1937年)復興本館竣工 ※現在の本館
  10. 昭和22年(1947年)5月、新憲法公布の日をもって「国立博物館」と改称

    朕は、ここに国立博物館管制を公布する
     御名 御璽
      昭和二十二年5月三日
           内閣総理大臣 吉田茂
    (昭和22年 政令第八号)

  11. 平成19年(2007年)に独立行政法人国立文化財機構の施設となる

所在地  

  • 東京都台東区上野公園13番9号、上野恩賜公園内

収蔵刀剣一覧  

国宝  

童子切安綱
太刀 銘「安綱
大包平
太刀 銘「備前国包平作」
三日月宗近
太刀 銘「三条」。渡邊誠一郎氏寄贈
友成
太刀 銘「備前国友成造」。山本達郎氏寄贈
定利
太刀 銘「定利」綾小路定利。将軍家、岩槻城主阿部正邦。
小竜景光
太刀 銘「備前国長船住景光/元享二年五月日」。山田浅右衛門家旧蔵、明治天皇に献上。旧御物
来国光
太刀 銘「来国光/嘉暦二年二月日」将軍家伝来、明治32年(1899年)大正天皇(当時皇太子)に献上。旧御物
岡田切
太刀 銘「吉房
吉房
太刀 銘「吉房」福岡一文字吉房。将軍家、竹腰家伝来。
大般若長光
太刀 銘「長光
助真
太刀 銘「助真」紀州徳川家伝来。
長光
太刀 銘「長光」因州鳥取藩池田家伝来。
亀甲貞宗
刀 無銘 貞宗。渡邊誠一郎氏寄贈
観世正宗
刀 無銘 正宗
城和泉正宗
刀 金象嵌銘城和泉守所持 正宗磨上本阿。
行光
短刀 銘「行光」前田家伝来。
厚藤四郎
短刀 銘「吉光
上杉太刀
群鳥文兵庫鎖太刀。中身 太刀 銘「一」

重要文化財  

水龍剣
直刀 無銘。附梨地水龍瑞雲文宝剣。旧御物
獅子王
太刀 無銘(号獅子王) 黒漆太刀。旧御物
福島兼光
太刀 銘「備州長船住兼光/観応□年八月日」。渡邊誠一郎氏寄贈
今荒波
太刀 銘「一」。片山一文字の則房の作とされる。
蜂屋長光
太刀 銘「長光」。渡邊誠一郎氏寄贈
切刃貞宗
刀 無銘 貞宗。秀吉、利家、元禄10年(1697年)に紀州徳川家から将軍家献上。
鳴狐
刀 銘「左兵衛尉藤原国吉」。山形藩秋元家伝来、渡邊誠一郎氏寄贈
石田正宗
刀 無銘 正宗
石田貞宗
脇指 無銘相州貞宗 附黒漆小脇指。
大保昌
短刀 銘「□都高市郡住藤原貞吉/文保元丁巳年二月吉日」。加賀前田家伝来。
一柳安吉
短刀 銘「左安吉」。一柳直盛所持、前田家伝来。渡邊誠一郎氏寄贈
岩切長束藤四郎
短刀 銘「吉光」。附本阿弥光温折紙。渡邊誠一郎氏寄贈
北条太刀
三鱗文兵庫鎖太刀。中身 太刀 無銘伝一文字。明治20年(1887年)に三島神社(現三嶋大社)から明治天皇が取り寄せたもの。
延文兼光
大太刀 銘「備前国長船兼光/延文二二(四)年二月日」。上杉家伝来
吉包
太刀 銘「吉包」。古備前吉包作。寛永3年、二条城行幸の際に家光から桂宮(八条宮智仁親王)の若宮(八条宮智忠親王)に献上されたもの。
国包
太刀 銘「国包」。古備前国包作
二字国俊
太刀 銘「国俊
光忠
太刀 銘「光忠
定利
太刀 銘「定利」。渡邊誠一郎氏寄贈
貞真
太刀 銘「貞真」。福岡一文字。筑後国久留米藩の有馬家伝来。雲州三谷家明徳会寄贈
青江正恒
太刀 銘「正恒青江正恒。小出英忠氏寄贈
青江吉次
太刀 銘「備中国青江住右衛門尉平吉次/元徳二年五月日」。明治時代に毛利家より明治天皇へ献上されたもの
青江守次
太刀 銘「備中国住守次作/延文二年十二月日」。渡邊誠一郎氏寄贈
金象嵌銘来国光
刀 金象嵌銘来国光 スリ上本阿(花押)。本阿弥光室極め。
金象嵌銘光忠
刀 金象嵌銘光忠 本阿(花押)。本阿弥光忠極め。将軍家伝来。
来光包
短刀 銘「光包」。越前松平家伝来
相州国光
短刀 銘「国光」。寛文9年(1669年)家綱から伊達綱村拝領。同家伝来。渡邊誠一郎氏寄贈
青江次直
短刀 銘「備中国住次直作/延文三年十一月日」。寛永7年(1630年)秀忠より伊達光宗拝領、伊達家伝来。渡邊誠一郎氏寄贈
黒漆銀銅蛭巻太刀
南部政長佩用という。渡辺国雄氏寄贈

「渡邊誠一郎氏寄贈」刀については、「渡邊三郎」氏の項を参照。

展覧会など  

昭和22年:刀劔美術特別展覽會  

関連サイト  

関連項目  


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