助真
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助眞(すけざね)
代表的な刀
国宝
- 日光助真
- 太刀 銘「助真」刃長71.2cm、反り2.8cm。鎬造、庵棟、身幅広い。なかご少し磨上。表樋の下棟寄りに二字銘。加藤清正から家康。明治43年4月20日旧国宝指定、昭和26年6月9日国宝指定。日光東照宮所蔵
- 太刀
- 銘「助真」刃長二尺二寸八厘(66.9cm)、反り五分九厘(1.8cm)。鎬造、庵棟、磨上げながら腰反り踏張り残る。鋩子表尖り、裏小丸。目釘孔1個。昭和10年4月30日旧国宝指定、昭和28年3月31日国宝指定。松谷豊次郎氏旧蔵。東京国立博物館所蔵
- 太刀
- 銘「助真」刃長66.96cm。紀州徳川家伝来。東京国立博物館所蔵
重要文化財
- 太刀
- 銘「助真」刃長77.3cm、反り2.9cm。鎬造、庵棟、腰反高く踏張付く。帽子は乱れ込む。茎生ぶ、先切れ。目釘孔1個。昭和14年5月27日重要文化財指定。同作中の完存品として稀有な一口。岩手県立博物館所蔵
- 太刀
- 無銘伝助真。大正9年4月15日重要文化財指定。埼玉県竜門寺所蔵
- 太刀
- 無銘伝助真。長65.6cm。鎬造、庵棟、鍛小板目、刃文大丁子乱れ。昭和11年9月18日重要文化財指定。
- 太刀
- 無銘助真。長72.1cm、反り2.5cm。鎬造、庵棟、重ね薄く鎬高く、中反浅く、鋒猪首ごころ。帽子乱れ込み先小丸、表裏僅かに掃きかけ。なかご大磨上、先切れ。目釘孔1個。昭和29年3月20日重要文化財指定。徳川美術館所蔵
- 太刀
- 銘「助真」長72cm、反り2.7cm。鎬造、庵棟、中鋒、腰反、踏張りがある。帽子小丸、茎生ぶ、先栗尻。目釘孔2個。昭和31年6月28日重要文化財指定。個人蔵
- 太刀
- 銘「助真」長74.5cm、反り3cm。鎬造、庵棟、鋒猪首、腰反高く踏張がある。帽子乱込み先小丸。茎生ぶ、先栗尻。目釘孔1個。昭和32年2月19日重要文化財指定。三井記念美術館所蔵
- 太刀
- 銘「助真」長78.8cm、反り3.2cm。鎬造、庵棟、腰反り踏張あり。帽子は焼詰こころに乱れ込み、表裏に棒樋を掻き通す。生ぶなかごの表に二字銘。徳川将軍家伝来。昭和8年1月23日重要文化財指定。財団法人林原美術館所蔵
- 刀
- 無銘伝助真。長61cm、反り1.82cm。重要刀剣。東京富士美術館所蔵
その他
- 山野辺助真
- 二尺六寸。生ぶ中心、在銘。岡島、額田の両助真と並び、水戸藩の名刀録に載っていた刀。山野辺の名は、水戸藩の家老職にあった山野辺家伝来にちなむ。この山野部家は出羽最上家の一門(最上家親の弟)で、同家を退転したのち1万石で水戸家に召し抱えられた山野辺義忠を祖とする。
幕末、前の水戸藩主水戸斉昭が没すると藩内情勢が一変し、尊王攘夷派とみなされた山野辺主水正義芸は執政(家老)の任を解かれ、さらに元治元年(1864年)に天狗党が挙兵すると幕府及び二本松藩の軍勢に囲まれ居城である助川海防城は落城した。同年12月に家名断絶。本刀「山野辺助真」は、その際に紛失してしまい、その後水戸藩の筧助太夫が見つけ出して佩刀とした。明治元年(1868年)に筧が会津から水戸城へ戻る際、弘道館で破れ八日市市場に逃れるが討ち取られてしまう(松山戦争)。この時尼子氏なる人物が本刀「山野辺助真」を分捕り、藩に収めた。のち払い下げられたという。
山野辺氏
山野辺氏の初代山野辺義忠(光茂)は、最上義光の四男として生まれる。関ヶ原の前に家康に人質として出され、のち出羽山形に帰国して山野辺19,300石の城主となり、山野辺氏の名跡を継いだ。最上騒動を引き起こし備前岡山藩へのお預けとされ12年間幽閉されるが、寛永10年(1633年)に家光の命により水戸頼房に預けられ、1万石を得て家老職となった。
TVドラマ「水戸黄門」で登場する”山野辺兵庫”は、年齢的に山野辺義堅がモデルとされる。ただし水戸光圀が隠居したのは元禄3年(1690年)10月だが、山野辺義堅はそれより前の寛文9年(1669年)に没している。さらに義堅自体「兵庫」「兵庫頭」と名乗っていない。水戸藩家老山野辺家で兵庫を名乗るのは、江戸中期の義胤、あるいは幕末の義観の2人で、後者の義観の次男義芸が上記「山野辺助真」で登場する人物である。最上義守 ├────┬最上義光─┬最上義康 小野少将娘 │ │ │ ├最上家親────最上義俊──┬義智──義雅 │ ├清水義親────清水義継 └義長 │ ├山野辺義忠──┬山野辺義致 │ │【水戸藩家老】├山野辺義堅━━山野辺義清──山野辺義逵 │ │ └阿岩 │ ├上野山義直 ├──義逵 │ └大山光隆 │ │ │ ├長瀞義保 ┌山野辺義清 ├楯岡光直──楯岡忠直─┴楯岡定直【肥前熊本藩家老】 └義姫 ├────伊達政宗 伊達輝宗
- 岡島助真
- 額田助真
- 明治頃、高瀬羽皐が所持していたという。
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