一文字吉房(刀工)
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吉房(よしふさ)
- 同時代に同名数工いたと見られる。
- 華麗な蛙子丁子を焼く。
著名作
- 国宝・重文指定作が多い。
国宝
- 岡田切
- 太刀 銘「吉房」長69cm、反り2.1cm。表裏棒樋を掻き流し。なかご磨上、先浅き栗尻。目釘孔2個。なかご先に二字銘。昭和24年2月18日重要文化財指定。昭和30年2月2日国宝指定。東京国立博物館所蔵
- 太刀
- 銘「吉房」秀吉所持、竹腰山城守正信に与え、同家に伝来。長70.6cm、反り2.7cm。国宝。東京国立博物館所蔵
- 太刀
- 銘「吉房」長81.2cm、反り3.3cm。なかご生ぶ、雉子股、栗尻。目釘孔2個。昭和6年1月19日重要文化財指定。昭和28年3月31日国宝指定。寛文7年(1667年)12月に島津綱貴が元服を祝い将軍家綱から拝領したもので、島津家に伝来。附打刀拵。個人蔵
- 太刀
- 銘「吉房」長74cm、反り3.5cm。表裏棒樋を掻き流し。表に腰樋を掻き流して添える。なかご生ぶ。先栗尻。目釘孔3個。目釘孔の下、棒樋と腰樋の間に二字銘。昭和6年12月14日重要文化財指定、昭和30年2月2日国宝指定。小松安弘興産所蔵。ふくやま美術館寄託
- 太刀
- 銘「吉房」長73.9cm、反り3.3cm。表裏棒樋掻き流し。表腰樋掻き流し。なかご生ぶ。目釘孔3個、うち最下を埋める。昭和30年2月2日国宝指定。徳川将軍家伝来。株式会社小松安弘興産所蔵、ふくやま美術館寄託 ※上記同物?
- 太刀
- 銘「吉房」昭和8年1月23日重要文化財指定、昭和30年6月22日国宝指定。財団法人林原美術館所蔵
- 太刀
- 銘「吉房」昭和27年3月29日重要文化財指定、昭和32年6月18日国宝指定。東京国立博物館所蔵
重要文化財
- 太刀
- 銘「吉房」昭和11年5月6日重要文化財指定。福島県土津神社所蔵
- 太刀
- 銘「吉房」大正6年4月6日重要文化財指定。栃木県東照宮所蔵
- 太刀
- 銘「吉房」長72.4cm、反り3cm。附絲巻太刀拵。昭和25年8月29日重要文化財指定。目釘孔3個。なかご磨上。先切。文化12年(1815年)4月に東照宮200回神忌に際して将軍徳川家斉(名代は井伊掃部頭)より寄進されたもの。日光東照宮所蔵
- 太刀
- 額銘「吉房」刃長63.6cm。連合艦隊司令長官の東郷平八郎(当時海軍中将、のち元帥)が、皇太子時代の大正天皇より拝領した太刀。艦上での指揮刀として腰から吊るすために磨上げ、額銘になっている(この拵えは拝領時に既に為されていたのだという)。箱には「皇太子殿下より明治丗七年四月十九日海州邑沖に於て寄泊中黑水東宮武官(黒水公三郎中佐)を差遣され之を賜ふ」と書かれていた。東郷はこの太刀を佩き三笠艦上で指揮を執った。昭和10年(1935年)4月30日重要文化財指定。東郷神社所蔵、財団法人日本美術刀剣保存協会寄託
刀
額銘 吉房
刃長63.6cm、反り1.5cm
重要文化財- 鎬造り、庵棟、細身で中鋒つまる。なかご大磨上、目釘孔1個。
- 剣
- 大磨上短冊銘「吉房」刃長二尺一分。海軍軍刀拵。刀箱上面「皇太子殿下ヨリ明治三十七年四月十九日海州邑沖ニ於テ寄泊中黒水東宮武官ヲ差遣ハサレ之ヲ賜フ」と東郷元帥自筆の箱書き。東郷彪侯爵 ※上記同物 皇太子殿下は大正天皇。
- 太刀
- 銘「吉房」長71.2cm、反り2.7cm。昭和30年6月22日重要文化財指定。林原美術館所蔵
その他
- 太刀
- 銘「吉房」長75.2cm、反り2.4cm。なかご生ぶ、雉子股。茨城県指定文化財。水戸東照宮所蔵
- 太刀
- 銘「吉房」長69.2cm、反り2.4cm。目釘孔2個。小振りの古雅な二字銘。葵紋の糸巻太刀拵が附く。昭和11年9月12日重要美術品指定。高知県個人蔵
関連項目
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