灯台切


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  1. 丹後宮津京極家伝来
  2. 平戸松浦家伝来
Table of Contents

 京極家「灯台切」(とうだいぎり)


銘 久勝
二尺一寸

  • 濃州住久勝作
  • 差表に「燈臺斬」(灯台切)、裏に「始封丹佩刀也 後京極拾遺源高知公四代曾孫高門識」と金象嵌が入る。
    • 「始封丹」のは丹は丹後守高知。

 来歴

  • もとは京極高知の差料。
  • 三男の高三に与えられ、高直、高盛を経て高盛三男の京極高門に伝わった。
  • 明治維新後に売りに出され、今村長賀の所蔵となる。

 京極高門

  • 京極高門は二千石の旗本。中院通茂に和歌を学び晩年出家。国学者で歌人。金沢八景の歌を詠み世に広める。




 松浦家「灯台切」

脇差
平戸住正則作

  • 柄に白鮫をきせ黒糸で巻いたもの。
  • 三所物は三星紋。
    松浦氏は嵯峨源氏渡辺氏流で、松浦星と呼ばれる三ツ星を家紋とする。
  • 朱鞘で啄木の下げ緒。
  • 寛政11年(1799年)8月、松浦静山が日光東照宮に参拝にした時には、この「灯台切」を小とし、大は備後三原正近を指したという。

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