凌正宗
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同名刀が二口ある。
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凌正宗(しのぎまさむね)
- 享保名物帳(追加の部)
凌 寸合分らず
光榮取出し光室極めなり
- 宝剣名物寄
凌ノ刀
二尺三寸一分九厘
由来
- 凌ぎ造りにちなむ。
来歴
- 前田家では将軍家への献上用として用意され、拵えもつけてあったという。
シノキ正宗
刀
磨上無銘正宗
長二尺一寸
- 同名で別物の刀。
- 磨上無銘
- 目釘孔3個
来歴
秀吉
- 秀吉の所持(太閤御物)。
- 焼けたことを示す「ヤ」が付けられており、大坂落城の折に焼けたことがわかる。
徳川将軍家
- 同物かどうかは不明だが、明暦の大火で焼けた「シノキ正宗」がある。
- これが恐らく太閤御物が徳川家へと伝わったものではないかと思われる。仮に同物だとすれば、元和元年(1615年)と明暦3年(1657年)の二度焼けたことになる。
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