青江恒次(刀工)

青江恒次(あおえつねつぐ)  

備中の刀工
鎌倉時代

概要  

  • 青江恒次は、備中の青江一門のうち、保安年間~暦仁年間に栄えた"古青江"と称される刀工群の代表的刀工
  • 御番鍛冶の一人で、「備前守」の受領名を下賜されている。

系譜  

  • 青江一門を創始した父守次の後を継いだ三兄弟の次男で、兄は貞次、弟は次家である。三兄弟揃って御番鍛冶を勤めた。

著名作  

  • 恒次は天下五剣のひとつ、「数珠丸恒次」の作者としても名高い。
    ただし、銘の位置や茎の鑢仕上などが通常の古青江とは異なっており、古青江ではなく古備前派の作(つまり青江恒次ではない別人の可能性)とする説もある。
数珠丸恒次
銘「恒次」享保名物天下五剣重要文化財。本興寺所蔵
太刀
銘「恒次」後鳥羽院番鍛冶恒次の作。長2尺5寸3分半。なかごほとんど生ぶ、先切。目釘孔2個。水戸中納言光圀隠居の際に、水戸少将より贈られた。昭和12年5月25日旧国宝指定、昭和25年8月29日重要文化財指定。土浦市立博物館所蔵
太刀
銘「恒次」附 糸巻太刀拵。元禄15年(1702年)2月25日の八百年大萬燈祭の折、加賀藩主前田綱より天満宮に奉納されたもの。明治42年9月22日重要文化財指定。北野天満宮所蔵
太刀
銘「恒次」長69.7cm、反り2.7cm。なかご表に二字銘。昭和30年5月17日岡山県指定重要文化財。林原美術館所蔵