金銀荘大刀
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金銀荘大刀(きんぎんそうのたち )
金銀鈿荘唐大刀 (きんぎんでんそうのからたち / きんぎんでんかざりのからたち)
陽宝剣、陰宝剣の2つを指す
柄に近い部分に象眼の「陽剱」「陰剱」の銘文がある
全長86.1cm 把長16.3cm 鞘長69.1cm
国宝
- 儀仗用の宝剣であり、鞘には鳥獣や雲の漆の装飾が施されている。
- 刃長二尺六寸九分。
- 国家珍宝帳の筆頭に記載される名剣で、出蔵については出蔵帳に記される
- 一本を次田、もう一本を大小咋と称したという。
来歴
- 聖武天皇の遺愛の品で国家珍宝帳にも記載され、一度は多くの金銀荘大刀と共に奉納された。
- 陽宝剣、陰宝剣の2つについては、後に「除物」とされ行方がわからなくなっていた。
- 明治末期に東大寺大仏殿の台座側(膝下)より出土した宝剣が、その後2010年にX線検査により金銀荘大刀の陽宝剣、陰宝剣であると判明した。
- 刀身の柄に近い部分に象眼の「陽剱」「陰剱」の銘文を発見した。除物七件のうち、所在が判明しているのはこの金銀荘大刀のみ。
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