備前長船秀光(刀工)
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秀光(ひでみつ)
概要
- 建武(1334~1336年)頃に初代、永和(1375~1379年)ごろに二代が出る。以降室町末期までに同名四代。
二代秀光
- 二代は斬れ味が天下無双で中古刀上作、最上大業物。最上大業物十四工の筆頭として名が上がる。
- 兼光の子の基光の子という。通称「右衛門尉」。 作柄としては、相伝備前、刃文は乱れ、まれに皆焼などもあり華やかな作風である。
小反り物
著名作
重要文化財
- 太刀
- 銘「備州長船秀光/応安二二年十月日」(応安四年は1371年)長81.5cm。鎬造、庵棟、身幅広く、重ね薄く、先深く反りごころ、大鋒。帽子乱れ込み表尖り、裏小丸やや長く返る。彫表棒樋に連樋、下に梵字、素剣、鍬形、裏棒樋に連樋丸留、茎生ぶ、僅かに先を切る先切、鑢目勝手下がり、目釘穴1個。表棟寄りに「備州長船秀光」、裏に「應安二二年十月日」と入る。昭和12年8月28日重要美術品指定、村上健三所持。昭和28年3月31日重要文化財指定。個人蔵
- 太刀
- 銘「備州長船秀光/康暦二年二月日」(康暦二年は1380年)大正3年4月17日旧国宝指定。現在重要文化財。糸巻太刀拵が附く。東京都根津神社所蔵
- 太刀
- 銘「備州長船秀光/至徳四年(以下不明)」(至徳四年は1386年)徳川吉宗により寄進されたもの。大正2年4月14日旧国宝指定。現在重要文化財。和歌山若宮八幡宮所蔵
- 太刀
- 銘「備州長船秀光/永徳□年八月日」株式会社ブレストシーブ所蔵
その他
- 太刀
- 銘「備州長船□□/永和二二年十月日」筑前福岡藩黒田家伝来。長74.1cm。鎬造り、庵棟。生ぶなかご、目釘孔2個。
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