朱引太刀
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朱引太刀(しゅびきのたち)
木刀
- 代々、一刀流の宗家に受け継がれた木刀。
- 表面に朱で一刀流剣術の秘訣が記されているため、この名で呼ばれた。
- 木刀のミネには拍子の無拍子、セメル、ヲサエル。刃にはヲサエル、勝の文字が記されているという。
概要
- 一刀流の開祖伊藤一刀斎より小野忠明に瓶割刀とともに授けられたとされる。
- 小野忠明は、瓶割刀を伊藤忠也(伊藤派一刀流)に授けたとされるが、朱引太刀は代々小野家で伝えられた。
【小野派一刀流】 伊藤一刀斎─小野忠明─忠常─忠於─忠一─┐ │ ┌───────────────────┘ │ └忠方─忠喜─忠孝─忠貞─忠政(業雄)─山岡鉄舟
- 後に一刀正伝無刀流を開く山岡鉄舟が小野家の血統でもあったこともあり、明治18年(1885年)3月、小野家9世の小野忠政(業雄)から正伝を嫡伝された。その際、瓶割刀と朱引太刀、卍の印、及び伝書を授けられた。
- その後、心形刀流剣術の免許皆伝であり、滋賀県令であった籠手田安定が山岡に入門し高弟となる。のち山岡鉄舟から一刀流正統の証の朱引太刀を授けられた。
- ただし一刀正伝無刀流宗家は、次のようになっている。
【一刀正伝無刀流】 山岡鉄舟─香川善治郎─石川龍三─草鹿龍之介─石田和外─村上康正─井﨑武廣
- 現在「朱引太刀」は、一刀正伝無刀流の宗家で受け継がれている。
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