大和丸


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 大和丸(やまとまる)


刃長1尺9寸1分
御物

  • 「大和丸御剣」

 由来

  • 不明

 来歴

  • 献上時の記録より、尾張徳川家2代徳川光友の頃から伝えられたことがわかる。
  • 文久三年(1863年)正月29日に尾張藩15代藩主、権大納言徳川茂徳から孝明帝へと献上された。※「一期一振」と同時期。

    同十五日始めて参朝せられ龍顔を拝し天盃を賜ふ、此時大和丸の劒白菊の琵琶を天皇陛下に献じ和琴を皇后宮に献ぜらる

    名物一期一振御刀 天守物 大坂焼身 禁裏御所江御進献
    大和丸御劔 瑞龍院様御代大和丸御劔御大切被極候 禁裏御所江御進献
    久国御刀 短冊太刀銘有 延宝三年八月御買上 禁裏御所江御進献
    名物岡山藤四郎御小脇指 権現様より御拝領 元和古帳ニ有 禁裏御所江御進献

    書物により、献上日が微妙に異なっている。

  • この翌年である元治元年(1864年)に、後藤一乗により刀装が制作されており、これが現在も伝わっている。

    梨地桐竹鳳凰文蒔絵宝剣
    金具
    後藤一乗作

  • 朝廷側の記録にも残る。

    大和丸御剣 剣造 鑑定及ビ難シ
    長一尺九寸一分、刃不分明、忠無銘、御鎺金無垢、御切羽三重、金無垢、御金物造り金無垢、桐笹唐草ノ彫、御鍔、御柄金延板、桐笹唐艸、御目貫金無垢、麒麟、御鞘梨地、麒麟鳳凰、桐笹蒔絵、御帯取緒紫革、桐笹唐艸ノ縫


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