鯰尾藤四郎
※当サイトのスクリーンショットを取った上で、まとめサイト、ブログ、TwitterなどのSNSに上げる方がおられますが、ご遠慮ください。
鯰尾藤四郎(なまずおとうしろう)
- 小薙刀を磨上げ、脇差に直したもの。
- 初め一尺二寸九分、のち一尺二寸八分。焼き直しにより一尺二寸七分となっている。
- 薙刀直しで、上は菖蒲造り、下には薙刀樋と添え樋がある。真の棟。鋩子小丸。中心磨上、中心先を一文字に切る。目釘孔2個。差表に「吉光」二字銘
- 鞘書き
Table of Contents |
|
由来
- 鯰の尾を連想させる”ふくら”がふっくらした姿から「鯰尾」の異名を持つ。
来歴
織田信雄
- もとは織田信雄が所持していたもの。
秀吉
- 天正12年(1584年)小牧長久手の際に、信雄の重臣岡田重孝ら3家老を内通の疑いで斬っている。土方勝久にこの鯰尾で切らせており、のち土方は秀吉に仕えたため秀吉に伝わる。
一之箱 なます尾藤四郎
以上三拾壱之内、御刀拾六腰、御脇指拾五腰但なまつ尾も御刀之内に入
(豊臣家御腰物帳)
秀頼
- のち豊臣秀頼に伝わり好んで差したとみえ、埋忠寿斎に二度も拵えを直させている。
- 光徳押形
長一尺二寸八分半、御さし用、秀頼様相口拵両度寿斎仕候
家康
尾張徳川家
- その後は尾張徳川家に伝来
なます尾作 吉光 白鞘斗有 大坂焼物
(慶安四卯三月廿六日 御殿守ニ有之 御腰物御脇指帳)
- 現存し徳川黎明会所蔵、徳川美術館で保管・展示されている。
タグ
Amazonプライム会員無料体験