龍光院天目
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龍光院天目(りょうこういんてんもく)
- 外箱書付
外箱 桐 蔀蓋 箱上環付
蔀蓋表書付 江月和尚
曜變天目
由来
- 大徳寺塔頭寺院である龍光院に伝来したもの。
来歴
- 天王寺屋津田宗及が所持していたもので、父のために春屋宗園を開基として創建した大通庵に納められた。
- のち春屋宗園は大徳寺に戻り、龍光院の開基となっている。
- 慶長15年(1610年)春屋宗園が示寂し、江月宗玩が大徳寺龍光院を継いだころより大徳寺に伝わった。
宗及没、嫡子宗凡継家督、宗凡没而無遺跡、大徳寺内龍光院江月和尚者宗凡弟也、家伝之茶器不残江月和尚江来り、于今龍光院ニアリ、此書モ其ノ内也
(天王寺屋会記 木下俊長)江月和尚以来、大徳寺龍光院の御物たり、古来此曜変天目一つを売却すれば、優に一寺を建立する事を得べしと言ひ傳たりとぞ。
曜變 龍光院 徑四寸、外無地、内黑、星あり、黑藥にギンあり
(千家中興名物)曜變 龍光院 曜變にては最上と云ふ、黑藥銀あり。
(紀国屋彦二郎著閑窓雑記)
- 国宝三碗のうち最も地味だが幽玄な美しさを持つと評価される。
- ※通常非公開であり、公開されることはほぼない。
龍光院自体が拝観謝絶の寺院である。「龍光院天目」については、過去10年に一度程度、美術館などで公開されたことがある。
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