多々良長幸
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多々良長幸(たたら ながゆき)
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概要
銘
- 「多々良氏長幸」「長幸於摂津国作之」「長幸於摂津國作之」「表摂津大坂住長幸」などと切る。
最上大業物
紀州石堂派
- 近江石堂派の同族という。
初代為康
- 初代為康は紀州に移り、紀州石堂派を興した。
- 姓は富田。銘を「土佐将監橘為康」と十六弁の菊紋を切る。
二代為康
- 通称富田六郎右衛門。
- 初代の子という。
- 「陸奥守橘為康」
康廣
- 初代為康の子。
- 通称富田五郎左衛門尉康廣
- 銘は「土佐将監康廣」「紀伊國康廣」、のち「備中守橘康廣」と打ち、菊紋を切る。
- 新刀弁疑では大坂石堂の祖とする。
- 二代康廣は貞享ごろ
- 三代康廣は享保ごろ
大坂石堂派
為廣
- 初代康廣門弟。
- 通称福地多羅蔵。
- 寛文ごろ
- 銘は「摂州住橘為廣」「陸奥守為廣」と切る。
則廣
- 紀州生まれ。
- 通称傳右衛門。貞享ごろ
- 銘は「摂州住丹羽相模守源則廣」と切る。
河内守康永
- 初代康廣の弟。
- 通称八左衛門。
- 銘は「河内守康永」と切る。
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