前田藤四郎
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前田藤四郎(まえだとうしろう)
- 享保名物帳所載
前田藤四郎 在銘長八寸一分 代金五千貫 松平加賀守殿
前田孫四郎所持、子息三左衛門より加賀宰相殿へ上る、孫四郎は利長卿御二男なり今前田近江守先祖なり
孫四郎利政は、利長ではなく利家の次男であり、利長は同母兄に当たる。そのため正しくは「孫四郎は利家卿御二男なり」となる。
- 平造り、真の棟、鋩子小丸、中心うぶ、目釘孔2個。吉光の二字銘。
由来
- 前田孫四郎利政が所持していたためこの名がある。
- 享保名物帳に由来が記されている。
前田孫四郎所持、子息三左衛門より加賀宰相殿へ上る。
来歴
前田利政→前田直之
前田利常
- 「前田藤四郎」は前田直之から加賀藩2代藩主前田利常に献上される。
- 延宝8年(1680年)に代百枚。
- その後は加賀藩主の前田家で代々伝えた。
- 文化9年(1812年)3月、本阿弥長根がお手入れした際の記録にも「前田三左衛門上る」と書かれており、これは鞘書きに「前田三左衛門上 延宝八年十二月代百枚上ル」と書かれているものに拠ったものである。
- 昭和8年(1933年)1月23日重要文化財(旧国宝)指定
- 現在は前田育徳会所蔵
前田育徳会では、所蔵の絵画、工芸品などの一部を1980年以来石川県に寄託し、石川県立美術館(金沢市)の「前田育徳会展示室」で順次公開している。本刀「前田藤四郎」は、2016年の5月19日から途中3日間の休館を挟み、7月18日まで公開されることが決まった。
- 同様の来歴を持つものに「二念仏」がある。
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