貂の皮

貂の皮(てんのかわ)  

珍獣貂(てん)の皮を使った雌雄一対の槍鞘

  • 「丹波の赤鬼」と恐れられた悪右衛門赤井直正が所持していた丹波赤井家重代の家宝。

由来  

  • 室町幕府初期の頃、赤井家当主であった刑部少輔景忠が、ある時丹波大江山に狩りをし、洞窟を燻らせた所、一つがいの貂が飛び出してきたという。これを霊獣として祀り、毛皮にしたところ、四尺ほどの細長い袋になった為、赤井家では太刀を納めて使っていたという。その後さまざまの奇瑞が起こった為、これを家宝として代々伝えたという。

来歴  

  • 天正の頃、織田氏が丹波攻略をした際、赤井直正のもとへ降伏勧告に訪れた羽柴秀吉配下の敵将脇坂安治に譲った逸話が有名。