大蛇斬り兼元

大蛇斬り兼元(だいじゃきりかねもと)  


表銘 兼元刀 天正二十年上之
裏銘 頼次 江州於石部 蛇切

  • 関の孫六三本杉と俗称される、濃州関の孫六兼元の作。
  • 「上之」は、元は長脇差であったものを磨き上げたもの。

由来  

  • 銘の「頼次」とは、土岐美濃守頼芸の次男土岐左馬助頼次のことを指し、土岐美濃守頼芸の次男左馬助頼次が、大蛇を切った事に由来する。
  • まむしの異名を持つ斎藤道三により、父頼芸が土岐守護の地位を追われた後、濃州岐禮郷に蟄居した。
  • 秀吉が天下を治めた後に、河内国古市に五百石の捨扶持を貰い受けた。慶長年間には徳川家康に拝謁し、頼次を土岐家嫡流とみなし「獅子王の剣」を賜ったという。子の頼勝は一千石に増加され、高家旗本に列せられている。