沢瀉
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沢瀉(おもだか)
由来
- 沢瀉(をもだか)は池や沢などに自生する水草の一種で、矢尻状の葉が盛り上がっているので「面高」とも呼ばれる。
- 沢瀉が群生しているさまは「まるで矢尻を並べたように見える」ため武人に好まれ、"勝ち草"、"勝軍草"などとも呼ばれ、意匠として好まれたと言う。
- 鎧は鉄や革に漆を塗った
小札 を糸で綴じて造り、これを「縅 」と呼ぶ。 - ここで数種類の糸を使って袖(そで)や錣(しころ)に三角形の文様を描く手法を、オモダカの葉の形になぞらえて、沢瀉縅(おもだかおどし)と呼ぶ。
来歴
- 平治の乱では、義朝の次男源朝長が着用した。
- 敗戦で落ち延びる際に、雪中に脱ぎ捨てたという。
他家の沢瀉縅
- そのため、沢瀉縅は源氏八領以外にも多く現存する。
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