小青江


 小青江(こあおえ)


金象嵌銘 貞次
名物 小青江
2尺2寸2分(67.3cm)
重要文化財
個人所蔵

 由来

  • 加賀前田家には大小2つの末青江の刀があり、この刀は小さい方であったため「小青江」と名付けられたという。
  • 大きい方の「大青江」は、「金象嵌銘 貞次磨上之/本阿(花押)」となっている。
  • 昭和10年(1935年)12月18日に重要美術品指定。前田利為候爵所持。

    刀 金象嵌銘貞次 (名物 小青江)
    紀尾井町 伯爵前田利為
    (昭和8年 文部省告示第四百二十二號)

  • 戦後同家を出る。
  • 浅原健三氏所蔵の頃、昭和27年(1952年)3月29日重要文化財指定。

    刀 金象嵌銘 貞次(名物小青江) 浅原健三

    「浅原健三」で検索すると労働運動家が出てくるが、恐らく別人で、所持者は大分県別府市に住んでいた方のようである。

  • のち田口儀之助氏の所蔵となっていたようだ。
    • ※下記田口輝雄氏は儀之助が創立した現株式会社ベッセルの2代目社長
  • 昭和61年(1986年)の日本刀重要美術品全集所載。

    昭和27年(1952年)3月29日 刀 金象嵌銘 貞次(名物 小青江)
    二尺二寸二分
    大阪 田口輝雄
    昭和10年12月18日重美 前田利為
    重文 浅原健三


AmazonPrime Video30日間無料トライアル