猿猴丸
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猿猴丸(えんこうまる)
脇差
猿猴丸
- ひとりでに抜け出し妖怪を切ったという。
伝承
- 周防の国、玖珂郡由宇郷中倉村(現在の山口県東部、広島寄り)の百姓が、あるとき酒に酔いつぶれて川辺で寝たあと帰宅した。翌朝目が醒めると、脇差がなく鞘だけが残っていた。驚いて由宇川(ゆうがわ)の畔を探すと、中身の脇差は河童を刺し貫いていた。
- その脇差は「猿猴丸」と名付けられ、幕末まで子孫に伝来したという。
妖怪「猿猴(えんこう)」
- 猿猴は河童の一種とされ、中国・四国地方で広く伝承する。
- 山口県萩市大島や阿武郡では河童に類する「タキワロ」という妖怪がおり、これが山に3年、川に3年住んでエンコ(猿猴)になるという。
- タキワロの「タキ」は崖を表し、妖怪「岸涯小僧(がんぎこぞう)」もこのタキワロの類するものとされる。
猿猴川河童まつり
- また広島市内を広島駅南側から東側(マツダスタジアム南側)へ流れる「猿猴川」の名前の由来はこの「妖怪猿猴」であり、毎年9月に「猿猴川河童まつり」が行われている。
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