牛首月山
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牛首月山(うしくびがっさん)
出羽国月山作
九寸五分
- 化け物を刺殺した月山作の刀
由来
- 文亀(1501年)ころ、肥後合志の西坂に洞穴があり、そこを夜分一人で通ると化け物にさらわれ行方不明になるという話があった。
- 日ごろ豪胆を自慢していた野田治部之丞が「俺が行って確かめてくる」というと、鳥井才蔵が「それなら確かに行ったという証拠にこの壷を穴の近くに埋めてこい」といった。
- 治部之丞が言われたとおり壷を埋めていると、いつのまにか後ろに大入道が立っていた。
- 腰の一刀を抜こうとするが抜けず、仕方なく組み付いてもみ合っているうちに人事不省になってしまう。
- 治部之丞の帰りが遅いので鳥井らが迎えに行って連れて帰ったが、その後、治部之丞はその失敗を恥じて寝込んでしまった。
- それを見た治部之丞の父親が、「この月山作の九寸五分を持ってゆけ。般若心経を唱しながら打ったこの刀であれば、きっと魔性を払いのけるだろう」と渡したという。
- 再び洞穴に出かけた治部之丞は、見事大入道を刺し殺す。翌朝その場所へ行ってみると、老狐が血にまみれて死んでいたという。
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