池田来国光


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 池田来国光(いけだらいくにみつ)

短刀
来国光名物 池田来国光)
長八寸七分四厘(26.5cm)、反り七分三厘(2.2cm)
重要文化財
個人蔵(刀剣博物館保管)

  • 来国光は来国俊の次男。
  • 享保名物帳所載

    池田来国光 在銘長八寸七分 代三千貫 松平加賀守殿
    池田三左衛門所持、鵜首造り表裏薙刀極め并添樋

  • 鵜首造、三ッ棟、身幅やや細く重ねは厚い。
  • 薙刀樋に添樋をかき流す。
  • 生ぶ中心、目釘孔2個。下の穴は來の字にかかる。

 由来

  • 池田三左衛門輝政が所持した事からその名が付く。

 来歴

 池田輝政

 加賀前田家

  • 後に加賀前田家に伝来する。
  • 万治3年(1660年)に本阿弥家に鑑定に出され、千五百貫の折紙がつく。延宝6年にも鑑定に出され三千貫になっている。
  • 前田家の記録では「百五十枚折紙、御献上御用意御拵有」とあり、いつでも将軍家に献上できるよう葵紋付きの拵えがなされていた。
    • 同家では、このほか「日置安吉」なども献上拵にして準備していたという。
  • 文化元年(1804年)本阿弥喜三次、文化9年(1812年)には本阿弥重郎左衛門がお手入れしている。
  • 昭和6年(1931年)1月19日に旧国宝指定(現在は重要文化財)。

    刀劔
    短刀 銘 來國光 一口
    東京府東京市目黒町 侯爵前田利為
    (昭和6年文部省告示第九號)

  • 戦後まで前田家に伝来。
  • 戦後同家を出た。
  • 昭和39年(1964年)渡辺国武氏蔵
  • 昭和43年(1968年)11月開催の「名物日本刀展」では渡辺武三氏蔵となっている。

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