本阿弥光心押形集
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本阿弥光心押形集(ほんあみこうしんおしがたしゅう)
本阿弥家七代当主光心の著
弘治2年(1556年)3月の奥書
概要
- 原本は現存しないが、江戸後期の土屋温直による写本が静嘉堂に現存した。
所載刀剣
- 名物 親子藤四郎 石甚(石黒甚右衛門)
- 国吉 (鳴狐) 石甚(石黒甚右衛門)
- 脇指 銘左安吉 石甚(石黒甚右衛門)
- 二字国俊 島宗(島井宗室)
- 御鬢所行平 島宗(島井宗室)
- 名物 大紀新太夫 松弾(松永弾正)
- 名物 不動国行 松弾(松永弾正)
- 短刀 銘正宗 三好修理太夫(三好長慶) 本阿弥より ※三好正宗
- 名物 抜国吉 安津(安宅摂津守冬康)
- 銘越中松倉住(松倉江)
温直云 義弘也、今加州家ニ有之、尤裏銘計也。江之銘アル物日本国中此一本ニ限ル 今川家討死ノ時帯セラル松倉江ナルベシ。本阿弥正三郎(光佐)、今ハ鎬ナシ、平作也ト申候 - 名物 樋口藤四郎 樋口屋
- 名物 小包平 銘備前国包平作 樋口屋
- 古備前正恒太刀
洲崎兵庫重代、蜘蛛切ト云 - 太刀 銘守家
信州井上太刀也 - 銘国行 三尺一寸七分 (小林国行)
明徳二年12月丗内野合戦ニ小林、此太刀ニテ多ノカタキヲ切也。峯鎬ニ切込多シ、物打処ニ端ノコボレ多シ - 名物 庖丁藤四郎
- 名物 凌藤四郎(鎬藤四郎)
- 名物 乱藤四郎
- 名物 今荒波則房
- 名物 千鳥一文字
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