後藤行光
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後藤行光(ごとうゆきみつ)
- 相州行光作の短刀。
- 目釘孔2つ。無銘。
- 享保名物帳所載
後藤行光 無銘 八寸九分 加藤和泉守殿
後藤庄左衛門所持、加藤左馬之助殿御求、表剣裏護摩箸- 異本では九寸九分代三千貫無銘
由来
- 金座の後藤庄右衛門広世の所持にちなむ。
来歴
- のちに加藤嘉明が入手し、以後、水口藩主の加藤家に伝来した。
加藤嘉明は寛永4年(1627年)に会津若松に43万石で移封され初代藩主となる。寛永8年(1631年)没。嫡子の明成の代に会津騒動を起こし、寛永20年(1643年)には所領を返上する。のち天和2年(1682年)に庶子の加藤明友(嘉明孫)が近江国水口藩2万石に取り立てられ、その後水口藩は幕末まで続いた。
- 宝永元年(1704)年に三千貫の折紙がつけられる。
水口藩2代藩主加藤明英(明友嫡子)のころと思われる。
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