名刀幻想辞典
Meitou Gensou Jiten
上杉江
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上杉郷(うえすぎごう)
太刀
無銘
郷義弘
謙信佩刀
享保名物帳
所載(ヤケ)
上杉郷 磨上長二尺七寸三分 代金五百枚
御物
上杉弾正殿所持、光甫錆身の内より見出し無代にて隠居の刻上がる、於御城右の通り究る光温
由来
上杉謙信
佩用にちなむ。
来歴
上杉家
謙信の頃から上杉家にあったが、同家ではつまらぬ刀として錆身のまま放置していたという。
本阿弥光甫
正保(1644年ごろ)になって
本阿弥光甫
がもらって帰り研いだところ、
郷義弘
と鑑定された。
将軍家
折紙
は付けないまま光甫隠居の際に将軍家に献上。
本阿弥光温
を呼び出し鑑定させたところ、五百枚の
折紙
がついた。
明暦の大火
で焼けたのか、
享保名物帳
では焼失の部に載っている。
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