北谷菜切
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北谷菜切(ちゃたんなきり / ちゃたんナーチリー)
青貝微塵塗腰刀拵
刀身無銘(号 北谷菜切)
刃長23cm
国宝
那覇市歴史博物館所蔵
概要
- 尚家伝来の刀剣。無銘であるが、15世紀の作と推定されている。
- 拵えの全長は46.5センチ。鞘は青貝螺鈿で、柄には鮫皮のように加工した金板を貼り、金具は金無垢である。小柄と笄には篆書で「天」と刻まれており、これは琉球王府所蔵品の証である。
伝説
- 北谷町
北谷 にあった水田地帯北谷田圃との交換話や、妖刀伝説の残る刀剣。
- 伝承によれば、北谷の農婦が包丁を振ったところ、触れてもいないのに赤子の首を切って殺してしまった。
- 取調べを受けたが農婦は無実を訴え、役人が試みに山羊に向かって包丁を振ったところ、同じく首が切れたため農婦は放免された。
- この包丁を刀に鍛え直したものが北谷菜切であるという。
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