長篠一文字


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 長篠一文字(ながしのいちもんじ)

備前福岡一文字派の作
刃長70.9cm、反り3.0、元幅3.3cm、先幅2.3cm。
国宝
個人所蔵

 由来

  • 織田信長の所有物であったが、天正三年(1575年)の長篠の戦いで、織田・徳川連合軍に勝利をもたらした奥平貞昌の長篠篭城の功績を賞し、備前福岡一文字を信長が与えた。
  • この時、信長は貞昌に対し「信」の字と、武人の鑑として「武者助」という呼び名を与えたといい、以降貞昌は、奥平武者助信昌と名乗る。※家康からは大般若長光を与えられている。
  • 以来、信昌はこの戦いを忘れないようこの太刀に「長篠一文字」と名づけたという。

 来歴

  • その後、奥平家の子孫の武蔵忍藩藩主松平家に伝わる。
  • 明治初年に西郷隆盛がこれを購入し、その際に本阿弥成重に研ぎ直しを依頼した。本阿弥光甫折紙がついている。
  • その後山縣侯爵家に伝わる。
  • 戦後、静岡県の個人の所有となった。

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