菊御作

菊御作(きくごさく)  

  • 譲位した後の後鳥羽院が、院や離宮であった水無瀬殿で自ら作刀し、焼き入れを行ったものを「菊御作」と呼ぶ。
  • これは、作者である後鳥羽上皇の名の代わりに天皇家の紋章である十六葉の菊紋を茎に毛彫りしたことからこう呼ばれる。
  • 「御所焼き」「御所作り」
  • きくぎょさく、きくのぎょさく

十六葉の菊紋の由来  

  • 後鳥羽上皇がことのほか「菊」を好み、自らの印として愛用したことに始まる。
  • その後、89代後深草天皇・90代亀山天皇・91代後宇多天皇が自らの印として継承し、慣例のうちに菊花紋、ことに「十六八重表菊」が皇室の紋として定着した。
  • 公式に皇室の紋と定められたのは1869年(明治2年)8月25日の太政官布告第802号による。
  • 俗称「菊の御紋」
  • なお「十六八重表菊」は、国章に準じた扱いを受けており商標法第4条第1項第1号に基づき類似商標は登録できない。さらに工業所有権の保護に関するパリ条約第6条の3に基づき同条約加盟国でも商標登録できない。