細川正義(刀工)

細川正義(ほそかわまさよし)  

新々刀期の刀工
水心子正秀門下
新々刀上々作

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概要  

  • 天明6年、初代正義の長男として鹿沼で生まれる。
  • 細川主税佐。
  • 文化2年、父に倣って水心子門に学び、江戸で活躍する。
  • のち津山藩の刀工となり、二代細川正義を襲名する。
  • 銘「作陽幕下士細川正義」
  • 初期銘に「正方」がある。
  • 多くの有名工を輩出した。
  • 安政5年、73歳で没。

著名作  

銘「應作陽士細川正義造之 天保十年己亥八月日/丸山三徳需 裁鉄試利鈍」目釘孔2個。
銘「作陽幕下士源正義/天保八丁酉年八月日」長一尺五寸一分、反り四分五厘。
銘「作陽幕下士細川正義 行年七十一翁/岩井鬼普麿源抜国 安政二年二月日」合作刀。二尺五寸四分、反り五分。
銘「総州佐倉住細川忠義同義則造之/慶応二年五月吉日」長二尺四寸三分、反り四分。

系譜  

初代:細川正義  

  • 宝暦8年鹿沼(現壬生町上稲葉)の生まれ。
  • 二代の父。
  • 細川家は代々甲胄師であったという。
  • 18歳のとき、父とともに鹿沼宿新町へ移る。
  • 27歳のとき江戸へ出て、水心子正秀の門弟となり、6年間修行した後、鹿沼に戻る。
  • 宇都宮藩に刀工として召し抱えられ、作刀に励むとともに多くの門人を育成した。
  • 細川一門の創始者となる。
  • 文化11年に57歳で没。

細川仙之助正守  

  • 二代の長子。
  • 文政5年江戸で生まれる。
  • 叔父の正平に育てられ、のち二代の後継として津山藩工となる。
  • 明治維新後は彫金師となり、明治29年75歳で没。

細川民之助正平  

  • 初代正義の次男。寛政6年生まれ。
  • 兄は二代正義。
  • 兄に代わり鹿沼の本家を継ぎ、宇都宮藩工となる。
  • 子の義規のほか、兄の子忠義、正守などを育成した。
  • 慶応4年75歳で没。

細川剛之助義規  

  • 正平の長男。
  • 文化12年鹿沼で生まれる。
  • のち宇都宮藩工となる。
  • 明治21年、74歳で没。

細川子之助正規  

  • 天保11年宇都宮藩士中村源八郎の三男に生まれ、遠縁にあたる細川義規の養子となる。
  • 義規の長女雄と結婚し、後継となる。
  • のち宇都宮藩工。
  • 明治21年、明治天皇大婚祝典に刀を献上して刀工の最後を飾っている。
  • 大正12年84歳で没。