細川正宗

細川正宗(ほそかわまさむね)  

短刀
無銘 正宗
(太閤御物 号 細川正宗)
個人所蔵

  • 光徳刀絵図

    行光 八寸二分 家康進上

  • 平造り、筍反り。
  • 表裏に刀樋
  • 中心うぶ、目釘孔2個、無銘。
    • ※目釘穴が3つ開けられており、下の2つがつながっている

由来  

  • 細川越中守所持にちなむ。

来歴  

  • もとは家康が秀吉に献上したもので、この時には本阿弥光徳行光と極めていた。

    行光 八寸二分 家康進上

  • 細川家に伝わる。
  • 正徳2年(1712年)6月、細川家から、この正宗粟田口国安の刀、左安吉の短刀および伽羅を、千四百七十両で水戸徳川家分家の奥州守山藩主松平頼貞が購入している。
    松平頼貞は額田藩の初代藩主松平頼元の長男で、水戸徳川家初代の徳川頼房の孫にあたる人物。母方を辿ると、信長の娘と松平信康の間に生まれた姉妹が現れる。松平頼貞は子に恵まれ、六男の頼恭が高松松平家を、七男の頼済が府中松平家を、五男の定賢が親藩久松松平家をそれぞれ継いでいる。
           本多忠政         池田綱政の娘
             ├──┬忠刻(早世)   ├──本多忠孝
           ┌熊姫  ├政朝──政長━━忠国
    松平信康   │    │
      ├────┤    │ 徳川頼房┬松平頼重[讃岐高松藩初代]
    徳姫(信長娘)│    │     ├徳川光圀[水戸2代]
           │    │     └松平頼元
           └登久姫 └亀姫     ├──┬松平頼貞[陸奥守山藩水戸松平家]
            │     ├────嘉禰  └忠国(本多政長養子)
            ├───小笠原忠真
         小笠原秀政
  • 経緯は不明だが、遅くとも江戸末には信州上田藩主家である藤井松平家に伝わっていた。
    藤井松平家は、松平氏5代当主の三男松平長親を祖とする松平氏の庶流。この藤井松平家の分かれである松平伊賀守家は、駿河田中藩、遠江掛川藩、丹波亀山藩、武蔵岩国藩、但馬出石藩を経て信州上田藩5万8千石で幕末まで存続している。
  • この時には長八寸一分半。