泛塵

泛塵(はんじん)  

脇差
宇多国次作
金象嵌銘 泛塵 真田左衛門帯之
真田幸村所用

  • 室町時代越中富山の刀工、宇多国次の作。中古刀中上作。
    越中宇多派は、大和宇多から移り住んだ宇多古入道国光(国允)を祖とする。国光の子に国房、国宗がおり、宇多国次は国房の子と伝わる。
  • 堀川国広が磨上たことが金象嵌で入る
  • 中心に金象嵌で「泛塵 真田左衛門帯之」とある

由来  

  • 「泛塵」は浮塵(ふじん)におなじで、人の命は空中に浮かぶ塵のようにはかないものと達観した心境の表現とされる。
    浮塵子でウンカ(半翅目ウンカ科の昆虫)の漢名、ユスリカの別名とされる。

来歴  

  • 真田幸村が使ったという脇差。
  • 大阪夏の陣での真田幸村の死後、14年間過ごしていた紀州高野山から売りに出された。
  • 幕末には紀州藩士野呂某が所持していた。