池田貞宗

池田貞宗(いけださだむね)  

短刀
無銘 貞宗
名物 池田貞宗
一尺二分(30.9cm)
個人所蔵

  • 平造、三つ棟、身幅広く、重ね薄く僅かに反る。帽子乱れ込み先小丸。彫物表裏護摩箸をかき流す。なかご生ぶ、先剣形。目釘孔2個。

由来  

  • 池田三左衛門輝政が所持したことにちなむ。
  • 池田暉政は、名将であるとともに刀剣の非常な愛好家であり同時に鑑識家であって大包平を始め、池田正宗池田来国光など輝政にちなむ愛刀は少なくない。

来歴  

  • 元は京都の商人蓮池常知が所持していたものを本阿弥光二の取次で細川幽斎が買い求め、子に伝えた。
  • 細川中務少輔孝之(休斎)はこれを黄金百枚(二千貫とも)で池田三左衛門輝政に売っている。
  • 池田輝政はこれを「幽斎貞宗」と名付け愛用した。慶長14年(1609年)には埋忠寿斎に命じ拵えを新調させている。
  • その後慶長18年(1613年)ごろに将軍秀忠に献上し、返礼として蜂屋江を拝領している。
  • 寛永6年(1629年)4月に大御所秀忠が前田利常の邸に御成の際に下賜、加賀前田家に伝来した。

    29日秀忠別邸に御成。筑紫正恒の御太刀、池田貞宗の御脇指を賜い。利常より行平太刀、吉家の刀、戸川志津の脇指を献ず。

  • 昭和16年(1941年)4月9日に重要美術品指定。前田利為侯爵所持。
  • 戦後同家を出た。本阿弥光博氏が所持していたという。
  • 昭和29年(1954年)3月20日重要文化財指定。
    • 福岡県庁の文化財一覧によれば、2015年5月現在所在不明とのこと。