水龍剣

水龍剣(すいりゅうけん)  

直刀
無銘(号 水龍剣)
2尺5分2厘(62.3cm)、僅かに内反り
附 梨地水龍瑞雲文宝剣拵
総長80.2cm
御物
重要文化財
東京国立博物館所蔵

  • 「水竜剣」
  • 切刃造りの直刃で、魳切先となる。
  • 生ぶ中心、栗尻。なかご先に大きく懸通孔1個。無銘。

由来  

  • 宝物修理の記録には次のように記される。

    一聖武天皇御剣 明治五年三月正倉院御開扉ノ節御取寄セ 一明治六年金銀赤銅造波ニ龍ノ横様御成リ以後水龍ノ剣ト号セラル

  • 目釘が竜、縁が波の彫刻になっていることにちなむ。

来歴  

正倉院・御物  

  • もともとは聖武天皇の御剣として正倉院北倉に納められていたものであったが、明治5年(1872年)年3月の宝物修理の際に、明治天皇が取り寄せられ、そのまま手元に留め置いたものである。
  • 明治5年(1872年)5月5日の皇居炎上の際に拵えは炎上したが、金物だけは残ったという。
  • 明治5年(1872年)1月5日、宮内省御金物御用を申し付けられた加納夏雄により、水龍文の拵が製作され、翌6年に完成。波に龍の意匠により、以後「水龍剣」と称されるようになった。

東博移管  

  • 太平洋戦争が終結したのち皇室財産は国に属するものとされ、刀剣類の一部は御物に留まったものの、「水龍剣」は他の幾つかの刀剣類と共に昭和22年(1947年)国立博物館(現在の東京国立博物館)に移管された。
  • 以後は同博物館に所蔵され、昭和32年(1957年)に重要文化財指定を受けた。

    直刀 無銘(号水龍剣) 附梨地水龍瑞雲文宝剣

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