忍秘伝

忍秘伝(にんぴでん)  

忍術の秘伝書
全二十二巻
伊賀流忍者博物館所蔵(三重県伊賀市)

概要  

  • 万川集海」「正忍記」と並び、「三大忍術伝書」と呼ばれる。
  • 徳川幕府で隠密頭であった服部半蔵から口承した服部美濃守保清の書とする。
    実際には岡山藩お抱えの伊賀者により、享保年間に記述されたとされる。

構成  

  • 下記の四部から成る。
「甲賀伊賀伝記」
筒之火之事、忍打明松、萬竊盗之事、忍道具之事、仕置薬之事、車洗之次第
「忍道具秘傳」
軽明松、トイカキ、サヲト聞金、蒔ヒシ、火箱、夜打鳥子、サクリ金、車ヒシ、水縄、マクリ橋
「忍出立秘傳」
便宜之人寄心得ノ事、不逢而逢事、見ベキ所肝要ノ事、応所変体之事、他国忍入ノ事、行路巧者ノ事、忍入ノ大極意ノ事、忍隠密ノ秘法ノ事
「忍隠密傳」
見所キキ所肝要ノ事、行路功者ノ事

写本  

  • 現在流布されているのは、伊賀で古書店を経営していた郷土史研究家沖森直三郎氏により復刻されたもの。