彫透柄の横刀

彫透柄の横刀(ほりすかしえのおうとう)  

横刀
長52cm、反り0.6cm
山形県指定工芸品
中尊寺大長寿院所蔵

  • 平造、身幅広く、大段平調、わずかに反る。
  • 刀身との接点を境にして茎は反り上がる。茎先は蕨手状に曲がり、茎の中央に長くて幅広の樋を彫り透し、茎先には懸緒通しの孔をあける。なかごがそのまま柄になる構造になっている。(彫り透し柄)
  • 茎を柄木の中に差し込む通常の式とは異なり、茎をそのまま柄とするもので、直刀から弯刀に移行する過渡期に製作されたものとされ貴重である。

来歴  

  • この「彫透柄の横刀」は、悪路王(あくろおう)所用という。
  • 悪路王とは坂上田村麻呂によって討たれた蝦夷の首長であったという。一説にアテルイ(阿弖流爲)と同一視される人物。

関連項目  

悪路王