古刀

古刀(ことう)  

  • 延喜以後の反張刀であり、平安時代中期~桃山時代末期(=慶長元年(1596)以前)に作刀された日本刀を古刀と呼ぶ。
  • この時期になると、現在よく目にすることができる反りのある鎬造様式の太刀が現れる。
  • いわゆる「五カ伝」が確立した時期である。
上古刀奈良時代以前。反りのない直刀
古刀平安時代中期~桃山時代末期
新刀前期慶長元年(1596)~慶安末年(1652)
中期慶安末年(1652)~元禄末年(1704)
後期元禄末年(1704)~安永末年(1781)
新々刀天明元年(1781)以降

古刀期  

延喜~元暦
[901年~1184年]
伯耆大原安綱真守、奥州舞草、河内有成、薩摩波平。※永延(989年)以前を分けることもある
元暦~弘安
[1185年~1280年頃]
備前一文字、粟田口。「猪首切先」が多くなる。
弘安~建武
[1280年頃~1335年頃]
国宗など相州伝確立。幕府壊滅で鎌倉鍛冶も流離。
建武~応永
[1335年頃~1400年頃]
(数打時代)
応永~応仁
[1400年頃~1468年頃]
応永備前
応仁~慶長
[1468年頃~1600年頃]
(数打時代)

古刀位列  

最上作
藤四郎吉光三条小鍛冶宗近、大原安綱粟田口久国、一文字則宗、古備前友成、三条吉家、相州行光粟田口国友、古備前包平、古備前正恒粟田口国綱、古備前助平、古備前高平、備前長船光忠、一文字助宗、備前長船長光、藤源次助真、古備前信房、大原真守、一文字信房、豊後行平粟田口国吉新藤五国光備前三郎国宗粟田口国安、青江貞次、五条兼永、粟田口国清、粟田口則国、畠田守家、来国行、来孫太郎国俊、当麻国行、古備前遠近、古備前助包青江守次、古備前助秀、青江恒次 一文字則包、一文字宗吉、一文字助房、番鍛冶吉房、一文字吉平、綾小路定利粟田口有国
最上大業物
備前長船秀光(小反)、孫六兼元(初代)、孫六兼元(二代)、三原正家、備前長船元重

代表的な刀工  

平安初期  

平安中期~末期  

  • 豊前長円
  • 筑後三池典太
  • 薩摩波平正国
  • 奥州舞草一派
  • 河内有成、有氏
  • 備前実成(友成父)、友成、是助、助包、永包、吉包、助永

鎌倉  

  • 吉岡一文字派
    • 助光、助秀、助義
短刀
銘「備州吉岡住助義/元徳三年三月日」昭和12年8月28日重要美術品指定、池貝庄太郎氏所持。原田耕三氏旧蔵
  • 備中青江一派:安次、守次、貞次、次家、恒次、康次、俊次、助次、次忠、吉次、次直
  • 筑州左一派:良西、西蓮、実阿、大左
  • 菊池延寿派:国村、国吉、国時、国資、国泰、国友
  • 雲類:備前国宇甘庄(鵜飼派)。雲上、雲生、雲次、雲重



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