網屋

網屋(あみや)  

刀剣商の屋号

Table of Contents

屋号  

  • 網屋という屋号は、元は金網を渡世としていたことにちなむという。
  • ある時、近隣の醫者(医者)の依頼により、懇意にしていた刀屋に一口の刀を金七両二分で売った。半年くらいたった頃、礼金として金一封(二両二分)を貰ったという。
  • これが動機となって、職をやめて刀屋になることを思い立ち、その道に入ったという。

小倉惣右衛門  

  • 京橋木挽町で江戸時代から続く刀剣商、「網屋」の主人。
    小竜景光」の逸話に網屋惣之助なる人物が登場する。
  • 明治~昭和初期の書物に登場する小倉惣右衛門は、五世網屋惣右衛門で、本名は小倉陽吉。
  • 祖父が明治25年(1892年)の2月に亡くなるが、当時陽吉は十五歳の少年であり、またその頃陽吉の父は他業に転じていた。その後、清田直などに教えを請い、刀屋として一つずつ仕事を覚えていったという。
  • 明治初期の刀剣界を支えた人物の一人。
  • 杉山茂丸を始め、黒田清隆、伊東巳代治、赤星弥之助など、当時の大蒐集家を顧客に抱えていた。

刀剣会  

  • 杉山茂丸が立ち上げた築地刀剣会では実質的な会主を務めている。
  • のち中央刀剣会でも判者を長らく務めた。

名士と刀剣  

  • 中央刀剣会の会誌に大正14年(1925年)から昭和8年(1933年)まで100回に渡って連載したもの。
  • 当時の刀剣界の諸氏が登場する。

金工研究と著作  

関東大震災  

  • 細川関連抜粋

    三斎公歌仙拵刀模造中身備前兼光
    三斎信長刀模造中身平安城長吉
    三斎希首座脇差模造中身備前勝光
    信長拵脇差模造中身平安長吉
    三斎公サスガ模造中身大形小刀飛騨守氏房

    このうち1番目は歌仙兼定拵の模造品、2,4番目が「浮股信長」の信長拵模造品だと思われる。

関連項目