古今鍛冶備考

古今鍛冶備考(ここんかじびこう)  

山田浅右衛門
全七巻
文政十三年八月(初版は翌14年後半)

概要  

  • 先に刊行されていた「懐宝剣尺」における業物の分類を追加・修正したもの。
  • 寛政年間発行、銘と押し形と刀工の経歴を紹介。
  • 最上大業物13工、大業物22工、良業物54工、業物91工、追加の部66工。合計246工を載せている。
  • 真の著者は肥前唐津水野藩士の柘植平助方理(宗理)。


奥書  

文政十三庚寅八月
明治三十三年十月一日増刻發行
 
  著者 山田浅右衛門吉睦
  代表者 宮崎正興
  印刷者 大河原善吉
  發行所 秋水舎蔵版

参考  

目録  

  • ()内はコマ番号。名前はアイウエオではなくイロハニホヘト順。
  1. 一之巻:序、凡例、目録、索引
    1. 雑録(7)
    2. 附圖象(15)
    3. 薩刀系図(25)
    4. 元暦以往鍛冶銘寄(38)
  2. 貳之巻:元暦以来鍛冶銘寄自イ之部~至タ之部(48)
    1. イ(48) 家、一(51)
    2. ハ(52) 春・治・繁(52)
    3. ニ・ホ(53) 日、仁、宝、卜(54)
    4. ト(54) 友、倫・朝(56)、利(57)、俊(57)、歳(58)、年(58)、時(59)
    5. チ(60) 千、親(61)
    6. リ(62) 了・力・立(62)
    7. ヌ(62) 主
    8. ヲ(62) 興、音、乙、往
    9. カ(63) 兼、包(77)、勝(81)、景(82)、
    10. ヨ(84) 吉、義(92)、善・能・良(94)
    11. タ(97) 忠、為(100)、高(102)、
  3. 三之巻:自ツ之部~至マ之部(108)
    1. ツ(108) 次、継(109)、綱(110)、恒(111)、経・常(111)
    2. ナ(112) 永、長(113)、直(116)、尚・成(117)
    3. ム(118) 宗、統・村(122)
    4. ウ(122) 氏、雲(124)、梅・埋(124)
    5. ノ(124) 則、教・法(127)、信(128)、延(132)、宣(132)
    6. ク(133) 國、邦
    7. ヤ(147) 安、康(152)、泰(154)
    8. マ(154) 正、政(162)、昌(164)、當(164)
  4. 四之巻:自ケ之部~至混雑之部(168)
    1. ケ・フ(168) 房、冬(169)、藤(169)
    2. コ(170) 是
    3. エ(171)
    4. テ(171)
    5. ア(172) 有、在・秋(174)
    6. サ(175) 貞、定(178)、真(180)、実(182)、左(184)
    7. キ(184) 清、金(188)、菊(189)
    8. ユ(190) 行、幸(194)
    9. ミ(194) 光、満、道(197)
    10. シ(197) 重、鎮(202)、茂・下(203)
    11. ヒ(204) 廣、弘(206)、寛(207)、久(208)、秀(209)
    12. モ(211) 盛、守(213)、森・元(216)、基・本・師(218)
    13. セ(219) 千、泉、仙
    14. ス(219) 助、介(224)、祐(225)、資(226)、末(227)、季(228)
    15. 混雑(229)
  5. 五之巻:中心押象五畿内、東海道(233)
    1. 山城(233)
    2. 大和(240)
    3. 河内・和泉(242)
    4. 摂津(243)
    5. 伊賀(258)
    6. 伊勢(259)
    7. 尾張(260)
    8. 三河(263)
    9. 遠江(264)
    10. 駿河(265)
    11. 甲斐・伊豆・相模(267)
    12. 武蔵(270)
    13. 安房・上総(280)
    14. 下総・常陸(281)
  6. 六之巻:中心押象東山道、北陸道、山陰道
    1. 近江(285)
    2. 美濃(287)
    3. 飛騨(293)
    4. 信濃・上野・下野(294)
    5. 陸奥(295)
    6. 出羽(302)
    7. 若狭・越前(305)
    8. 加賀(309)
    9. 越中(311)
    10. 越後(312)
    11. 丹波(313)
    12. 丹後・但馬(314)
    13. 因幡(315)
    14. 伯耆(317)
    15. 出雲(318)
    16. 石見(318)
  7. 七之巻:中心押象山陽道、南海道、西海道、増補、跋(奥書)
    1. 播磨(323)
    2. 美作(325)
    3. 備前(326)
    4. 備中(337)
    5. 備後(340)
    6. 安芸(341)
    7. 周防(342)
    8. 長門(343)
    9. 紀伊(344)
    10. 阿波(346)
    11. 讃岐・淡路(347)
    12. 伊予(348)
    13. 土佐(349)
    14. 筑前(350)
    15. 筑後(352)
    16. 豊前(354)
    17. 豊後(354)
    18. 肥前(358)
    19. 肥後(364)
    20. 日向・大隅(367)
    21. 薩摩(368)
    22. 対馬(372)
    23. 増補(372)

業物列位・番付表  

最上大業物
13工
元重長船/秀光長船/正家三原/兼元初代・二代/興里(虎徹)長曾祢/長幸多々良/忠吉初代・陸奥守/長道初代/助広大阪・初代/国包初代/興正長曾祢
大業物
22工
祐定長船(永正・与三/彦兵衛/天正・藤四郎) 盛光長船/康光長船/兼・関・和泉守/友重文明・藤島/兼明高天神/兼則元禄・加州/国広堀川/国安堀川/包貞言之進/勝国加州・初代/国康肥後守・初代/忠広二代・近江大掾/助広角津田・五字同位/国貞和泉守・初代/正清主水正/安代主馬首/信吉越前守/兼若加州・初代/貞重対馬守
良業物
54工
盛景/宗光左京進/勝光右京亮・次郎左衛門/則光助右衛門・五郎左衛門/祐光嘉吉頃/忠光初代・二代・三代目・彦兵衛/法光初代・二代/祐定永正・九代末 秀助/家助次郎左衛門・二代以上これらは全て備前国長船住人
兼定三代目/兼房文亀/兼常福四郎/正利板倉・初代・二代/氏房初代/以上は濃州・関。兼植越前・初代/兼則越前・兼法同位/網広相州・初代/正真金房/行長豊後高田/吉道京・大阪・初代丹波/助直津田/是一初代/貞次伊勢守/忠網一竿子/康継初代・二代/政長会津/兼定会津/国儔越後守/直道丹後守/兼重上総介/兼植越前・初代/重国南紀・初代/吉広伊勢大掾/光平・常光・宗弘以上・日置/康広初代/正則初代・大和大掾/国次山城大掾/国重大与五/国包二代目/忠重奥和泉守/吉門武蔵守/久道初代/国宗岡山/安定大和守/忠行大阪・初代
業物
91工
助広丸津田/真改井上/兼中武蔵守/包保左/宗道下坂・宗次同位/真了二代目・作之丞/秀辰初代・山城守/国輝小林/守久東連/重義埋忠/国助初代・河内守/兼友会津・初代/貞則鈴木/国貞会津/正弘法城寺/歳長初代・山城守/歳長初代・陸奥守/忠国因州・初代/輝広芸州・初代/国助二代・三代・河内守/久道二代目・金四郎/吉道初代・二代・大和守/国光摂津/吉国土州/包貞初代/貞広高柳/広政大阪/吉国鬼塚/国綱相模守/重包信国/重貞信国/金道初代・伊賀守/兼植江戸/正俊初代・越中/汎隆伯耆守/紀充筒井/助高大阪/宗重初代常陸/清平八幡山/重高越前・初代/忠吉四代目/国義小浜/包国初代/継広下坂/国武郡山/友常関/継平初代/貞重出雲守/信吉京・初代/忠国肥前・初代/金道初代・二代・和泉守/国清越前・初・二代/国重鬼神丸/行広肥前・初代/貞行高田・初代/重行高田/包保右/統行初代/吉武初・二代/康永大阪/安倫二代目/国維大阪/清光播磨大掾/清光勝兵衛・五郎左衛門/春光十郎左衛門/照重下原/勝家加州・初二代/信高初代・二代・尾張/政次金房/吉正上野介/長綱大阪/祐国花房/氏重初代/一法江戸/盛国千手院/国路初代/清実二王/兼景作州/国幸大阪/正広肥前・初代/助信大阪/本行初代・松葉/正永備中大掾
追加
66工
賀光長船/兼音関・彦四郎/経家長船・初二代/政常相模守/包俊手掻/康春相州/寿命天正/国房宇多/国吉但州・法城寺/助重出羽守/為康初代・石堂/高平越中守/兼定上野守/宗吉下総大掾/祐定長船・七兵衛/兼安相模守/兼則関・永正/盛方平高田/兼道天文/行光加州・文亀/広長小山関/家吉加州/弘包初代/安行大和守/兼貞関・弘治/国富日向/清左佐藤/吉家加州・初代/国平奥氏/正近貝三原/正国同田貫/鎮政甲賀・鎮忠同位/国行高田/国長赤坂千手院/在光長船/重吉波平/綱家相州/久光長船/為利会津/吉成播磨大掾/治光長船・治郎兵衛/広辰関・初代/一峯初代/兼辰関・天文/重国二代・金助/永重仙台・初代/兼正越前/正全豊後守/兼巻加州・初代/兼国関・延徳/寛安日向/国輝与州/長俊関/広隆広島・初代/包定河内守/家忠加州/国平川崎/輝行高田/助隣水戸・江戸/義国三条堀川/輝政陸奥守/道辰若狭守/正俊石堂/久国土州 この中には大業物・良業物へ加うべき物もあれど余地なく左に記す