天下六瓢箪


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 天下六瓢箪(てんかろくひょうたん)

ひょうたん形の茶入の中で最も優れたものとされる。

 概要

  • 茶の湯において抹茶をいれる茶入は、その形により茄子、肩衝、瓢箪、樽形、鶴頸など多種に分かれる。「君台観左右帳記」では、19種類が上げられている。
  • 瓢箪茶入は数が少なく希少。
  • 天下六瓢箪は、この瓢箪形の茶入のうち最も優れる6つを選定したものである。

    六瓢箪とは上杉瓢箪一名大友瓢箪稲葉瓢箪、眞珠庵瓢箪、佐久間瓢箪、茶屋瓢箪、玉津島是なり
    大正名器鑑

    瓢箪由来天下ニ六ノ内也、上杉瓢箪綱国殿拝領之由(綱紀殿献上之由の誤なるべし)、第一之茶入、稲葉美濃守正則公御所持第二之由云々
    (玉津島茶入の袋箱書付片桐石州筆)

 一覧

上杉瓢箪
大名物。一名「大友瓢箪」。足利義政~村田珠光~武野紹鴎~大内義隆~大友宗麟~豊臣秀吉~上杉景勝~将軍家~前田利常前田綱紀~将軍家~紀州徳川家
稲葉瓢箪
大名物。第二位。稲葉正則~松浦伯爵家~岩崎弥之助。静嘉堂文庫美術館所蔵

唐瓢箪茶入天下に六つある内、第二位と称せらる

真珠庵瓢箪
大徳寺真珠庵蔵。真珠庵は大徳寺の塔頭寺院。
佐久間瓢箪
佐久間家~前田対馬守。※加賀八家
茶屋瓢箪
本阿弥光的~茶屋長以(尾張茶屋家2代)~宗古~本多安茂。
玉津島瓢箪
中興名物。12代徳川斉荘の代より尾州徳川家伝来。徳川美術館所蔵

 関連項目


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